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大阪、今福鶴見にある美容室、リラクゼーションサロン『piEcE』代表の鎗光寿朗です！
2016年4月14日21時26分。
当時私は今とは違う職場で終礼をしていました。
お店の電話が鳴りました。
こんな時間に何だろう?
部下が電話に出てくれて私に代わって欲しいとのこと。
「熊本で地震が起きたよ！地震！かなり大きい！すぐに連絡取った方がいい。」
昔の同郷の先輩がわざわざ知らせてくれたのでした。
終礼を済ませ、すぐに親と連絡を取ろうとしましたが、電話が繋がりません。
次々と、友や、知り合いから「実家大丈夫！？」といったメール、LINEが届きます。
どんな状態かわからない。
私の頭によぎったのは東日本大震災の津波でした。
実家は海のすぐ近く。まさか！？
かなり動揺しながらも心を落ち着け今度はLINEでTELしました。
繋がった！！
電話の奥で親が必死で応答してくれます。
そして余震でガタガタガタガタ！！と家が揺れる音まで聞こえます。
本当に心配で仕方がありませんでした。
当時妹も熊本市内に住んでおり、親戚、友人も同様にたくさんの方々が直撃を受けました。
余震も続きながら、このままなんとか収まるのかと思っていました。
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2016年4月16日1時25分再び熊本を地震が襲いました。
共に最大震度7の強烈な地震。
夜中でしたが、テレビを付けて情報を集めました。
妹は“死ぬかと思った”とも言ってました。
どちらも夜で2回目は夜中。暗く寒い中で本当に怖かったと思います。
私は氣が氣でなく、いろいろ調べてはどこどこで食料の配給が行われてるとか、便乗して危険なことが起こる可能性があることなど、逐一伝え、何とか無事でいてくれるように祈りながら、家族や友人と共に励ましあいながらしばらく過ごしていました。
本当はすぐにでも駆けつけたい思いでしたが、いろいろと考慮したあげく断念。
こちらから物資を送ったり、情報提供したり、電話やメールで声をかけてあげることくらいしかできませんでした。
すごくもどかしい氣持ちでいっぱいだったのを覚えています。
熊本城もかなり損壊し、私もしばらくしてから見に行きましたが、涙が溢れてきました。
熊本城は熊本のシンボルであり、人そのもの。
自分が感じているより当事者の方々は辛かっただろうな…。
ただ傷をこれだけ負っても倒れなかった熊本城に生き様を見せつけられた思いで、それが誇らしく、いろいろな感情の涙として頬をつたっていきました。
絶対に、熊本は日本はもう一度立ち上がる！
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あれから4年。
今年は新型コロナウイルスでのイベントの自粛を受け、追悼式典も縮小した形で行われたようです。
新型コロナウイルスでたくさんの方が犠牲になったりしていますが、熊本地震も一緒です。
東日本大震災もそうです。
いまだに仮設住宅暮らしの方、心や体に傷を負われた方々が大勢おられます。
3月末時点で熊本では3122人もの方が仮設住宅に住んでおられます。
まだまだ復興はしていません。
熊本城も今は大天守は外観復旧は完了し、天守閣全体の復旧完了は2021年春頃を予定しているとのこと。
熊本城全体についての完全復旧は2038年。
かなり先です。
そんな熊本地震が起きた日のことに思いを馳せながらいつもの仕事が終わってからの自分一人でのpiEcEとのミーティング。
時計を見ると18時59分、19時に黙祷を捧げようと思いました。
5分間、熊本地震で被害に遭われた方々、仮設住宅暮らし中の方々、熊本の街をイメージして手を合わせ、皆様が癒され元氣になりますように。と祈りました。
黙祷が終わると今日を振り返りました。
今日もこんな最中にお客様がご来店頂きました。
新型コロナウイルスで仕事ができない方もいたり、震災で仕事ができなくなった方もいらっしゃる中で、こうやって仕事をさせて頂けることに感謝です。
決して当たり前のことなど、ひとつもない。
全て何かの恩恵の上に成り立っており、自分の力だけではできることが限られてます。
ハサミがないと髪をきれいにできません。
カラー剤がないと色を変えれません。
パーマ剤がないとくせ毛風になどできません。
そんな技術をもっていてもお客様が来て頂けないことには仕事が成り立ちません。
そんなつながりの上に存在できています。
ありがたいことに美容師をさせて頂いてることでたくさんのつながりもできました。
なんと私が熊本地震の際に現地に駆けつけることができず、もどかしい思いをしていたときに、実際熊本に赴きボランティア活動をされていたいた方々とも出会うことができました！
（↑関西からわざわざ駆け付けて下さいました）
そういう方々がいらっしゃったことは知ってはいましたが、そのような活動をしておられた方に生で会えて、心の底から嬉しかったです！
中には私の親戚や知り合いも癒してもらってたかもしれませんし、故郷熊本に救いの手を差しのべて下さったことに感謝の思いでいっぱいです！
この場を借りてご尽力下さり本当にありがとうございました！
東日本大震災の時も同じです。
それ以来これまでの仕事を辞めて、新しい道を開拓し今はいろいろな方々の先頭に立って皆の道標になっておられる方もいらっしゃいます。
いつも命懸けで、がんばっておられる姿に感化させられます。たくさんの氣付きをありがとうございます。
今の医療現場もそう。
休む間を惜しんで命を救うためにがんばって下さってる皆様ありがとうございます。
あらゆる災害が毎年のように訪れ、辛いことではありますが、これも私達が変わるきっかけを与えて下さってるのだなと感じます。
私の仕事でも今、こんな時だからこそできることがある。
ご来店させるお客様を精一杯の愛できれいにして差し上げ、氣疲れだったり、なんかモヤモヤするものを癒して、氣持ちを穏やかに、リフレッシュしてお帰り頂くことが私達の使命。
いろいろな方々や、土地や、熊本城などたくさんの光景が目に浮かび、ひとり涙ながらにpiEcEとのミーティングを終えました。
でもなんでしょう！
俄然やる氣が高まり燃えてくる何かを感じました。
この空間で皆を癒す！
piEcEで皆を癒す！
piEcE明日もよろしく！！がんばるぞ！！
4.14そして4.16,,,熊本地震を忘れない！
熊本地震により被災された方々の心と体の傷が少しでも癒されますよう、まだ不自由な生活をしていらっしゃる方々が早く元の生活に戻れますよう、そしてお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
がんばろう熊本！
がんばろう日本！
（↑熊本地震の際に駆けつけてくれた神戸・三宮の居酒屋「風助」のオーナー様です。前述の写真にあった白いタオルを頭に巻いて熊本地震の被災者の方を手当てして下さった方です。♡そしてめちゃ優しく愛に溢れる方です。関西に来られた際は寄ってみて下さいね！）